水曜どうでしょう2006年新作第2夜 「ドゥッチョ ラー シエナー ハー」

企画発表だった先週は「なんかあるんじゃねえのか? あるいは何もないんじゃないのか?」と不安になりましたが、今週は2週目にして早くもエンジンが掛かり始め、先週の危惧が気にならなくなるくらい楽しめる週となりました。
基本的に大きな展開がない週(何分まだ2週目だしそもそも1週目の企画発表からも大きな展開というのはあまりなさそうな感じが伺える)ではありますが、出演陣のトーク(とD陣のいいかげんさ)で盛り上がる「ゆるい方のどうでしょう」の魅力が詰まった仕上がりになってます。しかも恐らく居間まであまり無かったであろう「時差ボケに苦しめられるどうでしょう班」の姿も…

(以下ネタバレ含みます)

個人的には、優雅な旅にしたいと言いつつもやっぱりいつものどうでしょうの移動風景になってしまっているところがナイスだと思いました。全然優雅になってないし、途中立ち寄った名所もいつもの通り通過するだけ。で、見どころも左足を「大ケガ」したにも関わらずマニュアル車の運転をまかされてしまう藤村Dの失態(?)や「地図の代わりに大泉さんの脚で解説」、大泉さんのやけにハイテンションな「○○人風解説」、そして全員時差ボケにやられてホテルの部屋のカット無しでいきなり翌日のカットになってしまうという感じ。時差ボケでやられているあたりで、嬉しーが眠気に襲われてカメラが傾いてしまうシーンは思わずヨーロッパリベンジでザバブルグ城を出てホテルを探してる最中(「ここをキャンプ地とする」の前)に眠気でカメラが傾いてしまうシーンを思い出してしまいました。
今までの「移動メインのどうでしょう」と異なる点は、「助手席あたりからの車窓風景をバックにトーク」というスタイルではなく、後部座席で進行方向を録りながらのトークになっている点ではないでしょうか。運転席の藤村Dが横を向くたびに見切れたりするのがちょっと新鮮というか…車内なのに移ってる人数が多いような気がしました。
あと一つ気になったのが、今回の企画から新しいフォントが使われ始めているという点です。恐ろしく太くインパクトの強い書体なんですが、前の企画や最近のDVDあたりから流隷体を置き換えるように他の書体(朗太書体や京円?)が使われ始めているのと同じように、もしかしたらこの図太いフォントも「酔虎」あたりを置き換えるために投入されたのかも知れませんな。


そしてお定まりの名ゼリフ集。

  • その間に藤村君の足は腫れに腫れ…全く同情の余地はないけれども
  • アチェンジをするたびに激痛を感じながら
  • (大)「今これ脚を出したけれども…番組上は多分地図出てるから…邪魔だったかな?」(藤)「これで済ませますよもう
  • (鈴)「右!右!」(藤)「右ですか、(ワイパーが動いてしまい)あっ しまった…」(大)「落ち着いて下さい! 落ち着いて下さい今ワイパー動きましたけど」
  • (大)「優雅だなぁー」(藤)「足が…痛いなぁ」
  • (藤)「あくせく…してはいけない」(大)「いけませんいけません」(鈴)「これはもう右ですね」(藤)「右ですね、(またワイパーを動かしてしまい)あっ違った…
  • ねえ皆さん…今われわれは全く行きたくない方向に行ってるんですよ
  • これは藻岩山山麓道路みたいな
  • (鈴)「右!右!右!」(藤)「危ない危ない危ない…」
  • カイーラ ノヨウナ オーギーガタ
  • ドゥッチョ ラ シエナー ハー
  • (大)「ああそうッ(大滝秀治のマネをしながらどつく)」(藤)「んが痛い痛い痛い!」

(続きはいつか書くつもり)