装甲騎兵ボトムズ(TVシリーズ)第1話 「終戦」
何故か唐突に始まるボトムズ全話インプレ。
実はペールゼン・ファイルズ(以下ペールゼン)あたりから始めたかったけど、なんだかペールゼンを借りてる時は何となくめんどくさくなったんで見送って、TVシリーズを見直すついでにTVシリーズから始めてみる。
細かい部分について箇条書き
- サブタイトル前の明滅の激しさはヘタするとポケモンショックを引き起こすんじゃ無かろうかと思うくらい激しい。一つ一つのエフェクトがそれほど長くないからいいけれども
- タイトル直後のテルタイン*1のショットでも出てくる「レンズが歪んでる風の特殊効果」って放送初期にしかないような。あとスコタコや衛星のレンズが実写っぽいのって1話のみっぽい
- 「特にミッションディスクの確認に念を入れ」る必要があるのは相手が味方だからか、奇襲を掛けるからなのか
- キリイの言う「例の部隊」というのは時間軸的に考えるとISSのことになりそうだけど、何となくレッドショルダーのことでもありそうではっきりしない
- キリイが「怪しまれてはならんから連れてきた」とか「感付かれんようにしろ」と言ってるのはこのままキリコを秘密組織に取り込もうとしているからなんだろうが、これもちょっと裏があるそうに見える。もっともTV版だけで考えると味方が味方を襲う作戦というのはどんな兵士でも疑問を抱かざるを得ないと思うし、金目のものを奪うというのが目的のひとつであってもちょっとムリがありそうにも思う
- ターレットの回転音が「ガッキョン」じゃなくこのときは「カシャッ」になってる
- デカいキャノンを抱えた紫スコタコは実はキリコ機を狙ったんでなく(奪取される前に消すのに)PS入りのカプセルを狙ったじゃないかと思えなくもない
- メルキア到着後の拷問で使ってたのは、ペールゼンからの流れで考えるとペールゼンに対して使ってたMRCっぽく見える。ただしMRCは自我剥奪機のようなもので薬物と機械の作用で強制的に口を割らせるものである(ペールゼンの場合は予め大公用の薬物を投与してあったかあるいは効果がない薬物を投与されていたかで効かなかった)事を考えると、違うものか簡易版のようなものである可能性もある
- しかしキリコはここまで何回死んでる(心停止してる)んだろうか。カウントしてみよう
- 野望のルーツで一回(ペールゼンに撃たれて死亡、しばらく経って息を吹き返す)
- ペールゼンで1回(ガレアデに到着して早々心停止)
- で、ここで1回
- 監視衛星がどうしてもガンダムのボールにしか見えない
記念すべき第1回。これ以前に野望のルーツやらペールゼンやらがあることを考えると、興味深かったり逆に微妙な齟齬があったりしていろいろと面白く感じる。
キリコが味方側への攻撃に対して反抗に近いような疑念を感じている点については、必要ならば(というか必要が無くても)味方を襲ったり、それどころか入隊するには「共食い」をくぐり抜けなければならない「レッドショルダー」の生き残りにしては、純粋に作戦として味方への攻撃をやったことはなさげに見えるにしろ少しナイーブ過ぎる印象もある。
ロッチナについてはペールゼンに出てきたルスケと同一人物かはというのがやや微妙ではあるものの、容姿としては「どう見てもルスケです、本当にありがとうございました」というレベル。だからロッチナもキリコを知らないわけはないんじゃね? と思うんだけど、モナド攻略戦で失脚したウォッカムの配下だったことや、以前属していた情報省がモナド攻略戦失敗に際してあんなことになってたことを考えると、所属していた事実を隠すためにある程度この件については知らないと「演じていた」可能性も無くはない。いずれにしてもペールゼンでの展開はTV版から見ると後付けなので何とも言えないところではある。
*1:ずっとテル「ダ」インだと思ってた。ちなみにイスクイもずっとイ「クス」イだと思ってた