メリークリスマス、ミスター・ヤカモト

マイノリティ・リポートの中で、眼球を交換した主人公がGAPに入ったら網膜を読み取られて「いらっしゃいませヤカモト様」と広告に言われるシーンがあるんだけど、「ヤカモトって誰だよ!(w」と思って調べてみたら実は結構有名な(?)名前らしい。

中島らもキーワード辞典/hanadokei web siteから「ヤカモト氏」の記述について一部引用してみる。

どうやら元々は、50年代のラジオコメディー番組「The Goon Show」という番組で、スパイク・ミリガンという人が、日本人名として「ヤカモト」を使いはじめたのが最初のようである。科学者や、軍人の名前だったらしい。
それを、その後、その番組のファンだったというモンティ・パイソンのメンバーが引用して、イタリア人の映画監督などに変装した日本人の名前としてコントに登場させていたらしい。『エリザベスL』というコントだそう・・。
スピルバーグは、このモンティ・パイソンのコントから名前を引用していたのではないかという話が有力。(スピルバーグがどこかの映画祭参加の際にモンティ・パイソンのコントの一節を利用したスピーチを行ってるとかで・・・)

スパイク・ミリガン→モンティパイソン→スピルバーグだったのか! 他にはブレードランナー*1の「強力わかもと」にかけてる説というのもあるらしい。モンティパイソンの他にも「Mr.ヤカモト」はいろんなところに登場してるとか、「布団センター・ヤカモト」なる店がイギリスにあるとか…

*1:ブレランで思い出したけど、マイノリティ・リポートの中には主人公とアガサが雨に乗じて(というかアガサの予知のおかげで)傘に隠れて逃げおおせるというシーンがある。そのとき「未来的なフォルムの車が壁面をも走れる未来だったら傘の軸は光ってないと!」と思ってしまった