ザ・クライブ・ジェームズ

ザ・ガマン−Wikipedia

『ザ·ガマン』は日本のテレビ番組である。日本国内でそれほど有名でない番組に対し、海外で「Endurance」(我慢、忍耐力などを意味する)として日本の有名なテレビ番組となっている。オーストラリア人のテレビ評論家クライブ·ジェームズの「Clive James on television」(クライブ·ジェームズがテレビを語る)という、世界の珍しいテレビ番組を紹介する番組で日本の代表として、イギリスや他の国で「ザ·ガマン」が知られた。

番組の可笑しさを最大にするためかのように、「ザ·ガマン」のもともとの内容(大学生の我慢大会)という説明がほとんどなく、2〜3分位の部分だけを見せた。

日本人から日本のテレビ番組を笑いものにすることに対してジェームズ氏自身が批判されたこともあったようである。

その後、ジェームズが「アキラ·スズキ」という日本人の主人公が出る"Brrm! Brrm!"という小説も書いた。小説の中で、スズキが「エンヂューランス」という言葉でイギリス人にからかわれる場面がある。

勢いで全文引用(というかもはや転載)しちゃったけど…これって「ザ・ガマン」の番組内容についてはひとっつも触れられてないよなぁ。9割方クライブ・ジェームズがザ・ガマンをどう扱ったかに割かれてるというのがなんとも特異だ。まだstubだから今後番組内容についても充実してくんだろうけど。


ちなみにクライブ・ジェームズの「Brrm! Brrm!」については、ググってみたら書評が見つかった。
Clive James, Brrm! Brrm!
「(イギリスのオーストラリアの作家であるクライブ・ジェームズが)アキラ・スズキという日本人の主人公を使ってイギリスの現代社会を描く」という変わった話らしいけど、日本(あるいは日本人)の描写については違和感がないらしい。確かに、

鈴木くんは作家志望の青年で、いずれは小説や詩を書いて生活するつもりだが、今はロンドンのセントポール寺院のそばにある本屋で店長をやっている。ロンドンに来たのは、新宿駅から埼京線で一時間以上も離れたところにある実家の狭いアパートから逃げたかったせいだが、作家志望者にはこんな冒険心が必要だとも考えている。鈴木くんは、三島由紀夫のような世界的な作家になりたいのだ。そのために、大学時代(東大を出ている)、英語は猛勉強した。同級生が上野に出かけて花見で騒いでいるあいだも、青山のプレジデント・ホテルで臨時の通訳をやりながら英語力を磨いたのである。ただし、三島のようになりたいといっても、彼の小説が好きなわけではない。『仮面の告白』は傑作だが、ほかの小説はつまらないと思っている。新感覚派の小説も嫌いで、どちらかといえば平安時代の古典にひかれている。

というキャラ造形は「いかにも」な感じ。なんか面白そうな本だけど、今のところ訳書は出てナサゲ。

Brrm! Brrm!, or, the Man from Japan, or, Perfume at Anchorage

Brrm! Brrm!, or, the Man from Japan, or, Perfume at Anchorage

ちなみにタイトルの「Brrm! Brrm!」の由来は…

Brrm! Brrm! (ブルルン! ブルルン!)というのは奇妙な題名だが、これは作中に由来がある。鈴木くんと知り合ったイギリス人は、その名前をネタにして、みんな同じ冗談をいうのだ。「鈴木? ああ、オートバイと同じですね。スズキのオートバイ。ブルルン! ブルルン!」と。

ということらしい。(ヘンな)邦題がつくとなれば「スズキ」とか「スズキのバイクはよく走る」とか「スズキ男」(!!)とか「英国ブルルン滞在記」(!?!)とかか。ってセンス悪すぎだそれはorz