ナンパ映画としてのブレードランナーとイノセンス(?)

上の記事の絡みでINFERNOPRISON.COM IS CLOSEDを覗いてたんだけど、「http://www.infernoprison.com/80S/BLADERUNNER.html」というページを読んでたら無性にブレードランナーが観たくなった。昔一回ビデオで観ことがあるけどストーリーは大まかにしか覚えてなくて、「強力わかもと」と「ふたつで十分ですよ」(と「ヤク中のイルカ」…って違うそれは「JM」だ)くらいしか記憶に残ってないという有様なもんで。とりあえずレンタル屋から借りてきたんであとで観よう*1

あと「孤独なダメ男が美女と出会って恋に落ちる」というくだりを読んで思わず「イノセンス」を思い出したのは漏れだけだろうか。出会って恋に落ちるも何も相方の生前から出会ってるからそのまんま当てはまる訳じゃないんだけど、(ダメ男かというと微妙だが)孤独な男がかつての相棒(異性)と再会するというのはこの図式に近いような希ガス。「今あるファッションに手を加えた程度のきわめてSFらしくない」ファッション・造型という面も、ブレランという先駆者がのおかげかもうちょっとSFっぽくはなってるものの、ブレランの流れを汲んでることは確実なのでこれも一応当てはまりそう。

もしかしたら、(イノセンスが劇場版攻殻の続編であることを半ば隠した状態で宣伝を打つという暴挙に出た)イノセンスの宣伝担当も、意外にブレランのそういう面を分かっててナンパ映画風(?)に売らせたんじゃないか…と訳の分からない邪推をしてみるテスト。

*1:実は一緒にS.E.N.Sの「透明な音楽」も借りてきたかったんだけど貸し出し中だったよ。くそ。何でこれを借りようかと思ったかというと、NHKフィラーの「びわ湖周辺めぐり」の一番はじめで使われてる「大空の記憶」という楽曲をフルで聴きたいからだったりする