マリーメイア萌えなんて言ったら負けかなと思ってる - outfieldプラッチックス日本版（赫奕たる普通の備忘録）

　近所のレンタル屋でずっと借りられない状態が続いてたガンダムW Endless Waltzをやっと借りられた。やっぱりサンタさんはいるんだーヽ(´ー｀)ノ

　んでとりあえず通して2回くらい観てみたんだけど…三話合わせて一時間半ほどだからなのか、それとも他の要因からなのかはよく分からないが、内容的にはガンダムWの（あぼーんしたトレーズ以外の）メンバーが揃った同窓会のように見えてしまった。前作を踏まえて観るとドラマとして先が見えてしまう展開のように思ったし、全体的にみんないい人になりすぎてたり、ゼクスが激しく脇役だったりというのもちょっと物足りない。
前作のような「メロドラマちっくな政治劇」*1という側面も若干薄いし、短い時間で全作並のメッセージ性を持たせようとしたせいかセリフが直截すぎるというか青臭いというかベタ過ぎるきらいもある。
そしてTV版の結末を踏まえているとはいえ「（事実上）戦闘兵器のない世界」というのは、左寄りの自分からしてもちょっと絵空事に過ぎるような気がしないでもない。
ちなみにクライマックスの地上戦ではみんな揃って不殺で戦闘してるところが興味深い。種のキラきゅんスタイルの源流は翼だったのか？

　とは言っても、面白くないわけではないですよ。五飛とヒイロの大気圏に落ちながらの戦闘とか、その末の「俺はあと何回、あのことあの子犬を殺せばいいんだ？」とか、「あなた達の無力さを思い知りなさい」「了解した」とか、ボロボロになりながらライフルを撃つウイングゼロとか。そして何よりも無駄に動くのが凄い。ミサイルとか煙とかそんなに動かすなよ！　と突っ込みたくなるくらい。ナタクとゼロの戦闘も小気味よさすぎ。

あと…EW版ゼロのデザインはカッチョエエと思うんだけど、「宇宙で羽ばたく」のが激しく解せない。重心移動のためなんだろうと思えばそれなりに納得出来るんだけど、そうは分かっててもなんか解せない。カッチョエエんだけどなぁ。