動画再生携帯プレイヤはおいそれと気軽に買えるものではない

ウォークマンのA800に感化されたり思いの外職場での休憩時間を持て余したりその職場で(というか会社に)入ってほぼ一年目に微妙に脱力する仕打ち(?)を受けたりして、ついカッとなって本気で動画対応のプレイヤを購入しようと考えてたんだけれども、三日間迷った挙げ句結局買わない事にした。
いろいろ考えた結果、動画再生というのは飽くまで携帯プレイヤにおいてはサブあるいはオマケ的な機能であり、(今の自分が)動画再生を目的にプレイヤを買うのはリッチすぎるというところに落ち着いた。というかZen V Plusを買って二ヶ月しか経ってないのにもう新しいプレイヤを買うのもアレなので、当分はZenのオマケ以下な動画機能*1を使ってトライアルを重ねてみようかと。

ということで、参考までに迷った動画対応プレイヤについてまとめてみる。

  • ソニー ウォークマンA800シリーズ
    • nanoサイズでQVGAは凄い
    • 変換ソフトも付いてるし、mpeg4なのでiPod用の(DRMナシの)動画が入れられるのは結構いいポイントではないかと思う
    • が、Napster非対応(=WM DRM10非対応)
    • 今ではOpenMG界隈への悪イメージはほとんど無いが、それでもWMAにまで対応しといてWM DRMに対応してないのは痛い。MoraだってWMAの配信やってるんだしなぁ。
    • 本領の音楽再生については、数々の音質向上機能をオンにするとソニー脅威のメカニズムが!
      • ただ気になるのは音質向上機能を使うと再生時間がどのくらいまで落ちるのかというところ。
      • 他の会社のプレイヤでは音質向上機能(A800みたいな高音域補完機能)を使うとバッテリーの持ちが半分以下になる例もあるらしいけれど、A800の場合はカタログスペックで30〜33時間程度らしいから半分でも必要十分な感じ。ただそれ以上に落ちるという場合も考えられなくはない。
  • iriver X20
    • 動画再生だけで考えるなら、A800の仮想敵はnanoでなくこっちではないかと思ったり思わなかったり(飽くまで「動画再生機能」としては)
    • QVGA液晶搭載、横持ちおk、フラッシュメモリ、mpeg4対応というのがA800と競合する
    • さらにWM DRM10に対応してるので一応Napsterは使えそう(公式には「対応予定」になってるらしいが)
    • が、サイズはnanoサイズよりも一回りくらい大きな感じ。ただ大きくは感じず十分小さい感じ
    • 画面サイズがA800よりも大きいせいか「細けェ!」と驚くことはないが、QVGAなので当然の如く十分精彩。
    • mpeg4以外にもWMVにも対応してるが、最高ビットレートはAが700k台後半くらいまでなのに対してこっちはどちらも500kくらいまでらしい。画面が小さいのでそんなに差が出るとは思えないが若干気になるところではある
    • 操作性も必要十分程度には直感的であるが、ホイールが物理的に動くタイプなので若干スムースさに欠けたり壊れるんじゃないかと不安になったりする
    • あとmicroSDスロットがあったりするが、X20自体4GBのが2万円代前半なのでそんなに容量がすぐに足りなくなるというのは考えにくいのでアドバンテージとしては(短期的には)それほどじゃない気が
    • というかmicroSD対応とか物理的に回るホイールとかってなんとなくsansaのパk(ry
  • COWONの四角いタッチパネルタイプのやつ
    • タッチパネルというのが以外と面倒なのでパス。
    • 動画の再生性能とかはiriverと同じくらいか
  • サンディスク sansa
    • Amazonでなんか妙に安かったりヨドバシでも展示品が安かったりしてたし、前の職場の先輩が使ってたりしてたので結構気になってたりする
    • mpeg動画をそのまま入れられるらしいけれど、なにせ液晶サイズがQCIF+(176×220程度?)なのでちょっと頼りない感じが…
    • 恐らくiriver X20の元ネt(ry
  • Zen Vision:M
    • HDD搭載のZEN。表示形態がiPodとやたら似ている(というか流れとしてはCreative→iPodらしいが)くせに操作体系が全くiPodと似てない(下半分がパネルの四つ角を押すタイプの操作パネル+上下?左右に操作するための縦長のボタンのようなもの)という代物。同じ30GBのHDDを積んだiPodよりもかなり厚めでしかも重いらしいが収まりはいい
    • が、なんとmpeg1の動画をそのまんま入れられたりする上にその他の動画形式(確かDivXにも対応してたような気がする。漏れは使わないけど)にも対応してるらしい。
    • ついこないだ30GBモデルと同じサイズになった60GBモデルが発売されたらしいが、30GBモデルは手に入りづらい状況のようだ。札幌ビックでも在庫限りになってた。
  • iPod
    • 動画の連続再生時間は30GBモデルでも3.5時間程度らしいが、それでもなんか十分な気がする(ちなみにZen Vision:Mは最大で4時間程度らしいけど、肝心のmpeg1ではどのくらい持つか不明)
    • 恐らく最大のネックはiTunesで動画を変換すると(自分の環境では)親の仇のように時間がかかるというところ。ただ携帯動画変換君とかその他の動画変換ユーティリティでは莫迦みたいに時間が掛かることは無いのかも
  • 最後にZen V Plus
    • 散々腐してはきたが、無圧縮のaviファイルだからなのか、有機ELだからなのか、本体で再生すると明るさや発色はなかなか
    • 20分程度の動画を入れて総容量1GBの半分程度を喰う上に15コマだけど、コマ数としては15コマでも十分という感じはしないでもない
    • で、一番辛いのは動画のサイズだったりする。やっぱり128×96でどうでしょうを観るのは辛いよ! 「エッチデーデー」とか「小林製薬の糸ようじ」とか*2黒バックなどの割と大きなテロップは確実に読めるけれど、その他の小さいテロップは同然というか軒並み潰れて読めない。

*1:たとい8GBモデルがあったとしても、30分の動画が600MB程度に化けるという仕様はやっぱり理解出来ない。ましてや1GBモデルを用意するなら動画に冠してはもうちょっと考えるべきではなかったのか。という風に散々動画機能が使えないと腐してるけど、起動に大艦時間で10秒くらいかかったりNapsterからの転送にやたらと時間がかかる挙げ句一度転送で引っかかるとフォーマットするまでまともに転送出来なくなったり明るい屋外でディスプレイの視認性が極端に悪くなる場合があること以外は悪くないプレイヤですよ

*2:どの回を入れてるのかは言わずもがな。ちなみに「糸ようじ」は二十ン年生きてきて初めて「笑い死にする!」と本気で生命の危機を感じるほど笑いますた