愛される風景━━平日、昼間、高台公園

というわけで、昨日は休みだったので「水曜どうでしょうの『聖地』」こと平岸高台公園に行ってきました。 実はGW中あたりに行こうかとか思ってたんですが、わりとヒマとかお金とか*1の都合がつかなくて行けず、休みの度に行きたい行きたいと思いつつズルズルとここまで引っ張ってきたという次第です。

何故か地下鉄に興奮

行程は、通勤で使ってる定期で市内のJR某駅から札幌駅まで行き、地下鉄のさっぽろ駅で地下鉄乗り換えてHTBお膝元(?)の南平岸駅に行き、徒歩で高台公園を目指すという感じです。
実はこの日はじめて体験するものがありました。それは…「札幌の地下鉄の地上に出る部分」でした。東西線にはよく乗るんですが、南北線には「大通駅で乗り換えてさっぽろ駅(or中島公園駅)に逝く」までくらいしか乗ったことが無く、当然ながら地上に出る部分までなんて乗ったことがありませんでした。

HTBのあたりって確か地上の駅だったよなぁと思いつつ南北線に乗って「初・地上地下鉄」な瞬間を心待ちにしてたんですが、南平岸の前の駅・平岸駅になっても地下鉄は地の底を走るだけ。「あれじゃいつになったら地上に出るんだろ」とか疑問に思ってたら…何故か地下鉄の左右の揺れが大きくなって(うろ覚え)、壁面の照明の色が蛍光灯の色から橙色っぽくなって背景が傾斜して…

地上キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!


…という風に写真もなくキター逝っても説得力がないですね。東京で京急とかモノレールとかに乗った時も「結構長い間地下を走ってた電車が地上に出る瞬間」というのは体験してたんですが、地元でそういう「光明体験」(?)が出来るというのがなんともいえなかったですよ。特に乗り慣れた*2、暗いところを走ってる時しか乗ってなかった札幌の地下鉄の窓から外光が差し込むというのが新鮮で新鮮でたまらんかったです。

本当に高台だった

行こう行こうと思ってた割には「HTBって南平岸*3だし、曲がりなりにもテレビ局だからそれなりに目立ってるだろうし」ってな感じで無計画に南平岸まで至ってしまった漏れでしたが、地下鉄の「HTB北海道テレビにお越しの方は東出口が便利です」というアナウンスに助けられてなんとなく東出口から歩くこと数分、途中のローソンで昼飯など買いつつまっすぐ行くと坂の上に無事にHTBを見つけることが出来ました。
高台公園はHTBのすぐ裏っかわにあることくらいは知ってましたが、そのHTBって本当に高台にあるんですな…南平岸駅東出口からHTBまでは本当に一直線なんですけど、傾斜はなかなかキツかったです。つか東出口からHTB方面を見ただけで「あぁこりゃ高台だ」とわかるくらいでした。


そして途中で高台公園の一部が見えて気分が高まったり。

高台のてっぺんにあるHTBさんは…第一印象ではなんか予想してたよりもずっと小さいような感じがしました(スマソ)。北一西8にある某局さんや赤レンガのすぐそばにある某局さんと比べるとなんとなく一回りくらい小さいような雰囲気でした。
でも、高台公園に行く前にHTBさんをぐるりと回ってみると、やはりと言うべきか小さいという印象は薄くなりました。


HTBさんをおもいっくそ裏っかわから。左側に見えるのはベトナムの企画発表とかで使った駐車場のような気が。南平岸駅寄りに来客用駐車場もあったんでそっちかもしれないけど。

広角レンズで見るよりも広いぞ高台公園、そしていつものあの光景

HTBさんをぐるっと一周してみたところで、いよいよ本チャンの高台公園へと入ることに。HTBさん側から入ったので前枠後枠でカメラがある方面からではなくカメラが向いている方向から(つまり高台側から)入ることになってしまいましたが、入った瞬間に思わず「プーさんを持った子煩悩なハイジ」のごとく高台を駆け下りたいという衝動に駆られました。実際入った時には小走りでしたよ。
つーか、広い! 高台公園かなり広い! 馬場公園*4ほどじゃないけど公園にしては広すぎるくらいです。前枠後枠の「広角レンズで撮った高台公園」のイメージを想像してたんですが、なんかそれ以上に広い感じがして逆に驚きました。

それでとりあえず前枠後枠でカメラが据えてあるあたりまで歩いてきてみると…「あの見慣れた風景がまさに自分の目の前に」という感慨が! 草原と傾斜、あの鉄塔やあのマンション、あの茂み…
これまで「テレビとかだけで見てきた風景が目の前にあることによって引き起こされる感慨」を感じる機会が皆無だったんですが、そんな漏れがはじめてくらいに感慨を感じるのがまさか平岸高台公園になるとは。


高台公園の高台側から望む。


いつも見えてるあの鉄塔。近づいてみるとこんな感じ。鉄塔属性がある漏れとしてはあの鉄塔があっての前枠後枠のように思えてしまう。

Thursday in the park

写真をバキィーッ! と撮ったり高台にまた上って何枚か撮ったりしたあとは、下にあるベンチで途中のローソンとかで買ってきたメシを食い、30分か1時間くらいくつろいでました。。自分があの風景を臨む場所に、というかあの風景の中にいる…という感慨は、いつまで経ってもさめやることはありませんでした。天気は快晴とは行かないまでも初夏の予感をありありと感じさせる日和でしたし、高台公園の緑も美しく、まさにまったりとした時間がそこにありました。(休日に人が増えることがあるのかどうか分かりませんが)平日昼間とあって、人は親子連れとか散歩途中のイヌと飼い主とか昼飯を食ってる人とかがちらほらとやって来たり、人が横切ってくくらい。でも当たり前のように子供が遊び、人がひとときの安らぎを求めてやってくる。どうでしょうの「聖地」であるか否かに関係なく、人々が憩う場所としてここが愛されてるというのがなんとなく分かりました。
漏れがまったりしてる間にも、もう一組どうでしょう絡みでやってきたと思われる一団がやってきていました。50代から60代くらいの3〜4人組がタクシーで乗り付けてきて、談笑しながら記念写真を撮っていました。彼ら彼女らはほんのひとときを笑いながら過ごした後わりとすぐに去って行きましたが、こんな日常的な場所でところであんな楽しめるなんてことはどうでしょうバカ以外ありえないでしょう。


いやぁ、この場所って本当に愛されてるんだなぁ。
そんな気持ちよさも感じた6月1日でした。


公式サイトのFAQには「わざわざ見に来るところじゃない」とあるけれど、水曜どうでしょうに親しみを持つ人なら一度訪れてみるのがいいと思います。予想以上にいいとこですよ。


公園の中にひときわ大きく芝生のハゲている場所が。このあたりに立つと前枠後枠のアングルにかなり近くなることから、このハゲはどうでしょうバカたちの足跡によるものかと。感慨深し。公園側としちゃたまったもんじゃないんだろうけど。


てっぺんにはライラックの花が満開…なのはよかったんだけど、虫がものすごい勢いで寄っててびっくらこいた

帰りに見つけたものたち

  • 帰りに南平岸駅の横っちょにあるマックスバリュたこ焼き屋さんみたいなのがあってちょっと買っていきたかったけれど、なんとなく入りにくかったしメシ食ったばっかりだったのでスルーしますた
  • そしてマックスバリュの店内でヤフーがモデムを配ってた…ま だ や っ て た ん だ
  • マックスバリュウィルキンソンライジンジャエール(ドライなのにノーマルよりも辛くない不思議な飲み物)の缶入りがあったので6缶パックを買ってみた。
    • ウチに帰って冷やして飲んでみたけど、ノーマルとは違ったおいしさが。色はカナダドライと同じくシャンパンゴールド。後に引かずにすっと消えてゆく後味というのがドライなのか
  • 東出口すぐそばにちょっと変わったホルモン屋。なぜか未成年入店不可。よっぽどのこだわりがあるのか

*1:南平岸までの地下手伝いなんてたかが知れてるけどその時分の漏れにはそんな金すら…

*2:っつかさっきも書いたように南北線てあんまり乗らないけど

*3:そういや昔、インターネットの認知度が上がり始めた頃、HTBの金曜か土曜の深夜に「南平岸インターネット」って番組をやってたなぁ。たまーに、というにはちょっと多すぎるくらいの頻度でカシオペアの向谷さんがゲスト出演してたりしてた記憶が。HTBもその番組にあわせてwebサイトをこさえてたような気がする

*4:東西線ひばりが丘駅)近くにあるだだっ広い公園