ナバホ族に薄毛が少ない云々なんてどうでもいい。問題はなぜ今NHKの地上波には海外ドキュメンタリーがないのかという点だ

…と、今日やってたNスペ「プラネットアース」を観てて思った。
 自然モノのドキュメンタリーでフィルム(orフィルム調)映像とかBBCが絡んでるあたりに、前教育テレビの金曜9時だか10時だかにやってた「海外ドキュメンタリー」っぽい雰囲気を感じて仕方がなかった。NHKのアナウンサでなくて声優さん(大塚明夫氏とか小川真司氏とか)だったらもっと雰囲気が近くなってたかも。
プラネットアース」自体は途中から観たんだけど、超スローモーでホオジロザメに食われるアザラシとか、水を求めて大移動するゾウなどの動物や水場近くでリカオンに襲われてすごい勢いで水の中に逃げ込むインパラとかをものすごい上空から黙々と追いかける空撮とかに無慈悲なものを感じて逆に興奮してしまった。つかステディカムと同程度かそれ以上にレンズが揺れないヘリ搭載カメラからの空撮が「あまりに揺れない」ので特撮かCGかと思ったくらい。あれはまさに(人間が想定した)神の視点そのものなんじゃないだろうか。


最初の話に戻るけど、どうしてNHKの地上波には今海外ドキュメンタリー枠がないんだろう。BSでは結構そういうのが放送される機会が多いらしいけど、地上波って数年前に前述の「海外ドキュメンタリー」→「ドキュメント地球時間」枠が終わってから同様の枠が無くなってるみたいだし、深夜帯で放送されることもなんかあんまりナサゲな感じ。
一時期は金曜夜8時〜11時の間はずっと教育テレビを観てて、特に10時台の海外ドキュメンタリーを毎週えらい楽しみにしてた。海外のドキュメンタリーって特有の軽妙さ・構成のうまさがあって、(取り扱う話題にもよるけど)教養モノとしてはあんまり気負わずに観られるものが多かったように思う。Nスペとかもいいんだけど、「観せる」という点では海外のものが一歩先をいってたような印象はあったりする。
そういや12回シリーズくらいの「JAZZ」という番組(題名そのまんまでジャズの歴史を解説したやつで。なぜか解説者のひとりとしてウィントン・マルサリスが出てたりする)を再放送された時にビデオに全部撮っておいたんだけど、なかなか全部観返す時間がない罠。