貴様には「非常に苦い」すら生ぬるい

ヒマなのでコンビニに逝ってみたら、こんなものが売られてますた…


一瞬目を疑ってしまいました。カカオ99%…
最近国産のチョコの中にもカカオが70%以上含まれるモノが出てきたけれど、「99%」ってのははじめて見ました。この前はじめて食べた国産のカカオ85%チョコでさえ十分苦くてびっくりした(しかもちょっとやみつきになった)のに、99%ってのは一体どんなセカイなんだろう…そう思って思わず購入してしまいました。


表面には目立つようにこんな注意書きが…

▲非常に苦いチョコレートです。



お口で少しずつ溶かしながら、
又は甘い飲み物と一緒に召し上がる
ことをお勧め致します。

(((((( ;゚Д゚)))))ガクガクブルブル
注意書きがあるくらい苦いってなんなんだろう。暴君とかデスレインとかそういうものすごく辛いスナック菓子でも表面に目立つ警告が書いてあることはないような…

そして原材料。カカオますにココアパウダーに乳化剤(大豆を含む)と荒涼、じゃなかった香料。カカオ99%なら香料はいらんのではないかと思ったりするんだが…というかそれ以前に糖分が全く入ってないのですが!


…というわけで外見だけでおののいてしまったわけですが、とりあえず一欠片だけ実食しました。


………まずいわけじゃないんですが、これはすごい。
いい意味でも悪い意味でもどうかしてると思います。
「非常に苦い」という注意書きは伊達じゃないですが、「非常に苦い」という表記は生温いような気がします。
口に入れたときの第一印象は、砂糖すら入ってないので普通のチョコレートみたいに口に入れた時に感じられる甘みというのがまったくありません。しかもチョコレートのほとんどは油脂成分だからなのか、なんだか乾燥したバターを口の中に入れたみたいな感じがしました。
その上舐め溶かしたりかみ砕いたりすると、チョコレートの香りと共にどんどん苦みが強くなっていきます。まるでロールされた赤絨毯をパァーッと床に敷き詰るように、舌の上を苦みが走っていきます。ほんのちょっぴりかじるくらいならまだしも、一欠片(格子状になってるチョコレートのひと区分)食ってしまうとさすがにツラいです。何故かやたらと唾液が分泌されます。
不思議なのが、香りと油脂分の食感と苦みしかないはずなのに飲み込んだ後に甘みのようなものが感じられるところでした。これは普段甘いチョコレートを食べ慣れてるからなのかなぁとか思ったり。


食べ終わった後にまた驚いたんですが、「いくらなんでもカカオ99%なんて明治製菓はどうかしてる」と思ってたらカカオ90%〜100%のチョコってそれ以前から普通に存在してたんですね。

カカオ70%から100%のチョコレート

やっぱりあっちの90%以上カカオのチョコはちょっと違うんだろうか…