気になる本

コミュニケーション集中治療室

コミュニケーション集中治療室

コミュニケーションの方法がマズいことを「病気」と逝ってしまうのはどうかと思うが、興味深げ。というか自分もモロそういう「病気」に定義づけられそうな人なので余計気になる。
で思うんだが、多分これからはコミュニケーションの質を左右するものとして「能力」(いわゆるコミュニケーションスキル)の他にコミュニケーションの手法や戦略(コミュニケーションメソッドとかコミュニケーションストラテジーとか)も重要になってくる…というかひょっとしたらそっちの方が重要になるかもしれない。コミュニケーションに向かない人というのは確実にいるだろうし、そういう人のコミュニケーションスキルのパラメータがそれほど高くない水準で頭打ちになった場合にはキツイことになりかねない。そういう場合には、自分のコミュニケーション特性や相手や場の特性を見極めつつ見かけのコミュニケーションスキルを上げることや、不得意な分野や場を避けたり、時にはコミュニケーション自体を回避する能力も必要になってくるだろうと思う。ただそういう手法や戦略を考えたり体得するにもある程度のコミュニケーションスキルが必要だし場数を踏まなくちゃならないのかも。
だから何だと聞かれても困るけれど、こういう本がそういうところまで考えてたら面白いとか思っただけだったり。


プチクリ!―好き=才能!

プチクリ!―好き=才能!

ある意味前掲の本とは正反対のように見える。前掲が「みんなと同じ土俵に立って失敗しないための本」だとするならばこちらは「同じ土俵に立って失敗した人をクサらせないための本」のような。著者のコメントが面白い。