HGUCアッシマーの評価を淡々と記述するよ

グフの時と同じようにhttp://mokeimokei2ch.hp.infoseek.co.jp/good-hg/index2.html風に書いていくよ。

総評
劇場版Zガンダム星を継ぐ者」のクライマックスでガンダムMk-II百式と壮絶な空中戦を繰り広げた可変MA「アッシマー」の立体化。差し替え無しの完全変形を銘打っており、手首などを取り外すことなくMAに変形が可能となっている。この変形ギミックのため映像中の印象と異なる部分があるものの、キットの出来としてはマラサイと同様あるいはそれ以上に良好。装甲裏のディティールや脚部の「フレームに装甲をかぶせる」組み方はMGを彷彿とさせる。
 売りである変形は先に発売されたMIAアッシマーと比較されることが多かろうと思うが、HGUC版の方が格納・展開機構が複雑で「変形させがい」があると言える。

プロポーション
劇中ではマッシブに描かれることの多いアッシマーだが、キットでは変形とそれ関係した脚部の伸縮機構のおかげで脚(特に太股)が細く長くなっており、思い入れのある人は貧弱な印象を受けるだろうと思われる。ただヒーロー体型と解釈するとそれほど格好悪いようには見えない。アッシマーらしいマッチョさの上半身とあわせて見てそれほどバランスが崩れているように見えないのは、股関節の幅や脚全体の奥行き、スネ以下のボリュームに寄るところが大きいだろう。
 いずれにしても、大きな破綻こそないが意見の分かれるプロポーションではある。

関節
肘膝・股関節の可動については問題はないが、腰は変形機構のため左右に回転できない。肩は上下・前後へのスイングが可能だが肩装甲の干渉がありあまり大きく動かすことは出来ない。

色分け
概ね良好。各部にあるスラスタノズルについては要塗装。
成形色は劇中でオレンジイエローっぽかった部分が少しきつめのオレンジ、関節などが紫色(LMHGエヴァ初号機輸送台仕様に似ている?)であるところには多少違和感を感じる。

武器・付属品
手首(左右握り手とライフル保持用。マラサイ付属のものに準じた掌二分割+手甲。素材は掌側がABS)
ビームライフル(腰またはMA時の底面にマウント可能)
スタンド(MA・MS時共に使用可能、ただしMA・ライフルマウント時は専用アタッチメントを使用。角度調節可能)

握り手は少し強く力をかけると簡単に分解してしまう。要接着か。
スタンドの組み立てにはビス使用。そのためか少し固いくらいの保持力。
なおMA形態でスタンドを使用する場合、横に傾けすぎるとスタンドが倒れてしまうことあり。