ハハハハハハハ〜

artifactさんに載ってるauのCMに関する記事(http://artifact-jp.com/mt/archives/200311/aucm.html)を読んで納得。世代は世代でも携帯の2Gと3Gの「世代」だけでなく人間の「世代」もかけてるのね。
 でもあのCMに関しては、世代対世代という要素よりも「人をイラつかせる要素」の方が気になっちまいます。まず仲間由紀恵の演技の無機質さ(と書くと聞こえが悪いけど、言い換えてみれば硬質でクールでちょっと突き放したような感じ)が。いや仲間由紀恵の演技自体はべつにイラつかないんですが、「第三世代側」の象徴として働くとものすごくイラつくんですよね。なんかものすごーく見下されてるみたいで。人間って無機質な存在から見下されるのに耐えられないですし(だから「2001年宇宙の旅」のHAL9000は悪役に仕立て上げられた…のか?)。それとCMのバックで流れてる女声の歌もイヤです。トーンが高くてどことなく不安定だし、しかも最後に「ハハハハハハハ〜」っていうフレーズが出てくるのが何か人をバカにしてるみたいに聞こえてイライラします。つか「さ、世代コータイ」って何よ? 三世代ケータイと掛けてるのは見え見えなんだけど「コータイ」だけカタカナってのがヲヤヂのダジャレみたいでイヤ。
 でもこうやってCMを見てイラついてるということはCMとして成功なんでしょうね。とにかく印象には残るし、CMで宣伝されてる機能なんてひとっつも欲しくないけど悔しいもんなぁ。
 ちなみにartifactさんの記事にリンクされてるページ(http://d.hatena.ne.jp/yms-zun/20031031#1067590341)でもありますが、別の会社のCMには「話できたらええやん」とか言ってしまってるのもあるそうで。漏れとしてはかなり賛成ですな。だって普通に考えてもナビ機能だって動画撮影&送信機能だって派手な着信音だって要らんしなぁ。携帯ってそもそも話すもん(あるいはそれの延長としてコミュニケーションをとるためのもの)だし、動画メールも一応コミュニケーションの一つではあるけど勝手に重たそうな動画を送るってのもイヤだし。携帯電話って直接コミュニケーションに関係する機能(電話とメールとあと一応webへのアクセスも)以外は無くっても困らないような気がします。それこそ「話できたらええやん」てな感じで。そんな漏れでもカメラ付き携帯は欲しいけどね。
 最後にauのCMの話に戻りますが、auの仲間×松下シリーズもあのまんま比較広告風にいっちゃうのかなーとか思ってたら着うたバージョン(茶道教室か何かに途中で着信して平井堅の「大きな古時計」が流れてしまう)はいきなりまったりした感じになっちゃっててびつくりしますた。すごい変化球だなぁ。でも仲間、お茶の席のときくらい携帯切っとけよ