アメリ

一応一度鑑賞済なんですが今回観てちょっと印象が変わったかも。前回は何故か終始大笑いで「ヲサレ映画の皮をかぶったものすごいバカ映画」という印象があったんですけど今回観てみたらもうちょっと落ち着いた映画のように思えますた。当然面白かったです。
もう一つ今回気付いたのが音響効果のすごさ。視点の移動のときに聞こえるブーム音とかが非現実的なくらいにヴィンヴィンです。またそういう音や撮り方や映像効果の使い方が主人公の心理状態をうまいこと表しててナイスです。
そういえば、「アメリ」のテーマって「千と千尋」に通ずると思うんですよね。どちらも「社会的な能力に乏しい主人公が自分にも現実を変容させる能力があることに気付く」という話が含まれてるし(それを心理学方面の用語で「コンピテンス」と呼ぶらしい)。でも「千」がその経験を後半冒険へとハッテン、じゃなかった発展させて割合そういうのを前面に押し出してるのに対して、「アメリ」はそれに気付いてもなかなか直接行使できなかったりしてます。それに関してはまだまだ書きたいので明日以降書くことにしますか。