←思い出したようにこのカテゴリを使ってみるが、iPodに感じる不条理さとシリコンケースを使う非合理的な理由について

iPod nanoを買って、二年目の春!(なかやまきんに君風に)

それはともかく、一部で「大変醜い」とされているiPodのシリコンケースについて、何故自分がそれをつけているかを書いてみたいけれど、その前に自分がiPodに対して持っている「不条理な印象」をここで告白したい。



一部の人にとっては、なんでそれが不条理なんだ? と思うかも知れないけれど、自分にはiPodの裏面の鏡面ステンレス加工が何のためなのかがよく分からない
いやたしかにキレイだしこれを見ることで「iPodを持ったんだなぁ」と実感させる、というかうっとりさせる効果はあるに違いない。でも、あれだけ傷つきやすいものを、日常的に使うモノにつける意味が、そして何を考えてあんな鏡面加工にしているかという意図が全く分からない。

だって、所有欲を無尽蔵に涌かせるくらいに魅力的な部分なのに、傷が付いたら目立つし、それだけでけっこうゲンナリしてしまうんだもの。
実際二年前に買ったときは、「液晶モノやリモコンとかの保護フィルムをはがしてないのを見ても単にビンボ臭いように見えない」ヒトなので「多少なら傷が付いてもいいやー」なんて思って無造作にカバンにつめたりもしたけど、あっさりと目立つ傷が付いてしまって思いの外ゲンナリし、買ってから二日くらいでシリコンケースを導入することにしてしまった。


ただ、そんな漏れも、二年ほど使って自分も「シリコンケースには実はそれほど意味がない」事に気づき始めた。
理由のひとつは「ケースなんてつけてても傷はそれなりに付く」ということ。ケースだから当然入れるための口が必要なわけだけど、その口からゴミやほこりが入って傷の原因になるのは自明のことである。それにシリコンケース自体が汚れたり黄ばんだりするのもちょっと辛い。
もう一つの理由は、nanoだけかもしんないけど「ホールドスイッチが切り替えづらくなる」ところ。自分は親から「あんまり深爪すると気違いに見られるよ」と心配されるほどのフカヅメニスト*1なので、「爪を立ててスイッチを入れる」という動作が極端に苦手なのだ。だからカバーをつけたことによってホールドスイッチが埋もれてしまうケースが多いシリコンケースというのはやや鬼門気味だったりする。ひとまず今は慣れてちょっと不自由くらいにしか思わないけど、ケースなしの時には爪を立てなくても出来ることを考えるとやっぱり何となく不便ではある。


それでもシリコンケースを使うのは、つけることによって「グリップがよくなる」のに尽きるのではなかろうか。カバーつきだと割としっかり握れるし、ポケットの中から取り出す時もある程度のひっかかりがあって取り出しやすい感じがしないでもない(ただし摩擦係数が高すぎて取り出しにくい場合もあるから痛し痒し)。それに落としてもある程度の衝撃には耐えられそうだ。

そしてこれはごくごく個人的な印象だけれども、(初代nanoに限ってかも知れないけど)シリコンケースをつけたiPodというのもなかなか悪くない感じだと思う。白いシリコンケースに入れてると、なんとなくナタデココみたいな感じでかわいい…様な気がする。


…という風に書いてみたけれど、試しに明日一日iPodをケースなしで使ってみたいと思ったり思わなかったり。

*1:とっさに作った造語