森と海のあいだ(オーガニック・スタイル)/村松健 (レビュー編)
休日を若干もてあまし気味なので、先月買ったマツケンのベストのレビューでも書いてみる。
ちなみに曲名の後ろについた<>は楽曲が使われてるNHKフィラー(映像散歩)の番組名。そんなもんつけてどうするんだと自分でも思うものの、映像散歩ヲタの悲しい性というやつで。
(まだ書きかけ)
- アーティスト: 村松健
- 出版社/メーカー: Sony Music Direct(Japan)Inc.(SME)(M)
- 発売日: 2007/06/20
- メディア: CD
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side森
なんとなく森よりも海の方がポップな感じになりそうな気がするけれど、実はポップな楽曲はside森に集中してる印象。半分くらいが初めて聴く楽曲だったりする。
バックウォーター(別テイク)
一応別テイクのようだけれども、どこがどう違うのかまだよく分からない…
森へ行こうよ
このベスト盤で初めて聴いた楽曲。いきなり明るくてポップな曲調でちょっとびっくらこいた。しかも…ちょwwwwwwwwwwwマツケン歌いすぎ。歌というかスキャットなんだけど、ほぼ全編にわたって歌い続けてるし! これを聴きながらの出勤はテンションが上がります。夏の朝にでもブラブラしながら聴きたい感じ。
おそらくこのベスト盤の中ではベスト。この曲を聴いて、やっぱり村松健は根がポップなんだなぁと確信した。
夢虫に逢いたくて(新録)
これもベスト盤で初めて聴いたもの。引き続きポップな楽曲でしかもローズピアノ。ローズピアノとウッドベースという構成に後半ではいる本人のスキャットのおかげでジャズっぽい雰囲気が出ているけれど、ジャズとはやっぱりちょっと違う感じ。聴いてると根拠もなくいいことが起こりそうな気分になる。
個人的にはベスト2。
水の中のピアノ
これも初めて。再びポップ路線で、ちょっとやけくそ気味なくらい明るくはねる感じのピアノがグー。ただひとつ気になるのは、3分43秒ごろに明らかに別テイクをつないだような部分があるところ。もう一つくらい怪しいところもあるけれど、一体?
グリーン・シャワー <初夏の広島、桐生・足利点描>
かなり昔テレ朝系の天気予報のテーマだった曲なので聞き覚えがある人がいっぱいいそう(かくいう自分もそうだったり)。今となっては若干古くささを感じてしまうけど、テンポが若干早めでリズミカルだしさわやかなメロディなので、散歩のお供にヨサゲ。
悲しいほどのムラサキ
初出の「ささやくように、祈るように」とは冒頭のSEが異なる(リュウキュウアカショウビンという鳥の鳴き声。ライナーノーツには現地での呼び名「クッカル」と表記されている)。
マツケンのピアノソロの中では一、二を争うほど好きな曲。癒されるでもなく、元気づけられるでもなく。
森のピアノ〜Voice in the wood〜
これも初めて。珍しく重苦しい曲調。暗くじめじめして、人を寄せ付けないか迷い込んだ人間を帰さないような深い深い原始林を想像してしまう。ライナーノーツの本人による解説通りのイメージ。
いつか森の中で
先ほどの曲から一転、明るく緩やかな林の中に戻ってきたような気分に。
雪どけ水 <初夏の青森>
ピアノソロ(と本人のスキャット)。今までそれほど聴いてこなかったけど、改めて聴いてみるとまったり感がすごくクセになる。
A Quiet Place
現時点でマツケンの曲では一番長いとのこと。間の長い子守歌のような曲調だが、それでも曲調がだんだんと盛り上がっていくので割と単調というふうには感じない。
side海
side森からの流れを受けてか、ポップな曲調のものはそれほど多くなく、全体的にゆったり感がある。「Swimmin'」から4曲も選ばれてるのはちょっとうれしい。
瞳の中の夕なぎ <明石海峡大橋と淡路島>
初めて聴いた曲で、ベスト盤の中ではかなり好きな方。
なんかタイトルの印象そのまんまで、夕刻に誰かと二人で聴きたい感じ。聴いていると切なさとぬくもりが入り混ざったような感情がわき上がってくる。
海に続く小径
初めて聴く曲。ゆったりとしたノスタルジックなメロディだけど、どことなく心躍る感じがする。
個人的に、真夏に祖父の家に行った時のことを思い出す。祖父の家のすぐ裏には海があった。思い出しているのは人気のいない海へ一人で歩いていくときのうきうき感だろうか。
A BRANDNEW SEA
ポップな曲調だが割と曲調はゆったりめ。前の曲は誰もいない海へ行く印象だったが、こちらはある程度にぎわってそうな海の印象。リズムは打ち込みだが利マスタリングされて低音が凄く出るようになったような気が…
クジラと泳ぐ日
ほんのりスケール感があり清涼感あふれる一曲。