どうでしょうクラシック・アラスカ第7夜 「バカ…まぁいいやバカで」
(本放送当時)放送100回に達したということで、前枠で大泉さんが花火を持って出てきたりショボいくす玉が割られたりと微妙なお祝いムードのアラスカ第7夜。一応展開としては最終夜にしてやっとオーロラ見物…なのですがやっぱりメインのオーロラよりそれ以外の展開が面白いといういささか倒錯した内容です。本当にこの企画はワキが異様なほど面白い、というよりは「異様に面白いワキ」しかなかった企画だったなぁ。オーロラが出たにしても感動的な流れにはなりそうもなかったし。
というわけでオーロラが見られたかどうかは言わずもがな。それよりも雨の夜空を夜通し30分間隔で見張り続けた末にもうどうでもよくなってゆく人々の様子がおもしろおかしいです。いつもよりテンションが低くまったりした状態というのも面白いですな。ミスターなんて唐突に壊れて無表情で「♪あーめやめあーめやめオーロラ出ろ♪」と歌を歌いながら踊り始める始末。ミスターも鼻声気味で調子悪そうだったしなぁ。
そして特筆すべきは、この後長きにわたって使われ、グッズになったりDVDのケースの内側(ちょうどDVDを抜いた下に出てくる)に印刷されちゃったりする「藤村Dの顔イラスト」が大泉さんの手によって描かれるところです。暇を潰すために大泉さんが自作したトランプのババとして描かれた藤村さんの似顔絵が激似で、しかもババと書くところを「バカ」と書かれてしまいます。この回では藤村さんがオーロラチェックのメンバーとして思いの外頻繁にカメラに写り込んでるせいもあって、どこか象徴的な出来事として映ります。ちょうど100回目にして出てきたところもなにか因縁がありそうですし。
ちなみにこの時書かれたうれしーの似顔絵も、藤村Dの似顔絵と同様にちょこちょこと使われることになります(例:カレンダー)。絵柄はジャックがミスター、クイーンがうれしー、キングが大泉さん。
セリフ集
- 「(大)ついてるシャワーだってひどいですよね」「(鈴)僕はもう気合い入れて入ります」
- 「荒くれ者だけにね そっち方面に荒くれられたらえらい目に会いますからね」
- 「発光体だ…じゃあホタルだどっちかと言えば」
- 「この窓だけがポツポツいってるかもしんないから外出てみろって? バカじゃないのあんたほんとに」
- 「見えないでしょう」「見えない」「なに意気込んで走ってきたの?」
- 「何をやめるの? 人間を? 生きることを?」
- 「アメリカも嫌いになっちゃった」
- 「のぁ あごめんなさい びっくりした」
- 「(大)これババなんだよね」「(藤?)バカって書いちゃってんじゃないの」「(大)バカ まぁいいやバカで」
- 「♪あーめやめあーめやめオーロラ出ろ あーめやめあーめやめ…」
- 「(藤)先におまえに使われるだろ」「(大)使われるってなにさ…わかんなこと言ってるもんね 何を使うの? オーロラ見るのに何使うの?」
- 「見ました…ハイ すいません」「カッパはもう着てかないで下さい」「使うとかじゃなくて カッパはもうダメです」
- 「(藤)で、あせってね…とんだ茶番を演じた訳でしょ」「(鈴)ん、そうですね」
- 「カッパだったかもしんない」
- 「僕の顔が…透けて見えてるよ…」