失われた「おとなり中国」

本社世論調査:「中国に親しみ」31% 若い世代冷え込み

この記事を読んで思いだしたんだけど、一昔前まで中国を語る際に出てきた「おとなり中国」というフレーズを最近聞かないような。江戸屋小猫がナレーションをやってたNHK教育の漢字のミニ番組(確か漢字ミニ辞典とかそういう感じの名前だと思った)では頻繁に「おとなり中国では〜」というフレーズをよく聞いたけれど…近年の経済・文化交流の度合いから見れば「おとなり韓国」というのが妥当そうではあるものの、つい最近まで軍事政権だったしまだまだ反日感情が高そうだから何となく「近くて遠い国」感が抜けきらない部分があるように思う。近くに「近くて遠い国」の代名詞・北朝鮮があるのも関係あるかもしれない。
個人的な予測だけど「おとなり中国」というフレーズの使用頻度と「中国の朝の自転車ラッシュ」のイメージの使用頻度には正の相関がありそうな気がする。でも「おとなり中国」というフレーズ自体あんまり使用頻度が高くなかったという可能性も…

上記の記事によると中国・韓国に親しみを持つ人よりもアメリカに親しみを持つ人が多いようだから、心理的な距離としてはアメリカの方が近い、つまり今の「おとなりの国」ってアメリカなのかもしれない。おとなりアメリカ。近いところでも飛行機で8時間かかるけど。