レビュー 「装甲騎兵ボトムズ ザ・レッドショルダー」(OVA)
っていうかうちのATOKはなんで「装甲騎兵」が一発で変換できたんだ? いまはじめて入力したばっかだったぞ!?
というわけで、とある場所に書こうと思ったら思いの外長くなった&その場所の空気にそぐわない文章になったのでこっちに書く。
(追記)訳あって増補。以下ネタバレあり
このまえTV本編をDVDで全部見終わったのでこっちに手を出してみた。
- 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
- 発売日: 2007/02/23
- メディア: DVD
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メモ/気になるポイント
- アバンタイトルの日付はアストラギウス暦7213年7月、本編の日付は7214年3月
- 本編に入るまでの構成は「アバンタイトル-サブタイトル-OP(TV版素材・歌詞テロップのみ)-本編」の順
- ちなみに次作「ビッグバトル」は「OP(ノンテロップ・映像加工あり)-アバンタイトル-サブタイトル-本編」の順
- 「野望のルーツ」(以下「野望」)を観てからだと、キリコがリドでの出来事を不審がる理由のうち、「味方の基地を襲撃する」のを不審に思う理由がよく分からなくなってくる。あれだけ「共食い」だの友軍のスパイの侵入があったりすると結構そういうのが当たり前に思えてきそうなんだけれども
- ただ不審に思った事象のメインが味方基地への襲撃でなくPSに関する部分だろうから、そこはどうでもいいのかもしれない
- それに野望冒頭の友軍襲撃もキリコが「後から知った」と語ってるしなぁ
- たたそれでも、野望の頃のキリコとそれより後の本編1話のキリコとではキャラクタに微妙な違いがあるような気がする(これは野望レビューの時に触れよう)
- グレゴルーがターンピック周りの様子を見ながら「信号が来てねえこれじゃターン出来んはずだ」と言ってるけど、ターンピック自体が伸びてそうなのに信号が来てなくてターンできないというのは、一緒にダッシュ用ホイールの速度が変わるor止まるかしないとダメだからなのか
- イプシロンがその後登場する時の姿からは想像できないくらい若い。フィアナもイプシロンも開発や育成のことを考えると多分当時のキリコかそれより年下くらいの年齢で目覚めさせてレクチャを行ってると思うからあれくらい幼く見えてもおかしくはないんだけれど、その後の描写を考えると軽くギャップが
- レッドショルダーは4/5(=80%)が戦死ってことだから、34〜5残ってる(=それが残りの20%)って事は大体175人くらいはいたってことになるのか
(以下続く)
総評
結構面白い作品ではあったんだけど、ウド編とクメン編の間に入るエピソードとして考えると個人的には違和感がある。
イプシロンとフィアナがあんなことをやってるのをおぼろげながら目撃したのに本編ではあんまり覚えてなさげというかあまり影響してない*1とか、本編ではサンサ編あたりまで割と「適度に強いけど仲間の助力なしだとさすがにいろいろとツラい」程度だったキリコが、この時点で特殊な存在であることを見破られかけてたりするのが特に分からない。その後出ているOVAではペールゼンが本編のロッチナ的な「キリコを監視あるいは観察するような立場のキャラ」ではあるらしいからそこは見破っててもおかしくはないのかも知れないし、時系列ごとに見ていったりその後のOVAを観ることで印象が変わったり納得したりするんだろうけど。
ひとまず現時点では、「本編から見るとはっきりとではないけどなんとなしに矛盾を感じる」内容ではあるんだよなぁ。なんというか、「北斗の拳」のラオウにおける昇天前の描写とそれ以後&ラオウ伝の描写の違いみたいなのがあるわけですよ(悪辣な人間として描かれてたのに死んでから「ラオウ実はいい人伝説」がやけに強調されるみたいな)。
装甲騎兵ボトムズ 1/20 スコープドッグ レッドショルダーカスタム
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*1:本編終了後に作られた後付け的エピソードだから当然だろうけれど